狂犬病の猫
えっ💦猫にも狂犬病があるの?
愛犬家の私は犬以外にも狂犬病があることを知りませんでした。
今回は狂犬病の猫、特に見分け方について調べてみました。
狂犬病の猫の見分け方
狂犬病にかかった猫にはこのような特徴があります。
但し、日本国内では見かける事はありませんよ。
狂犬病の猫には2タイプある!?
狂犬病の猫には2タイプありそれぞれ特徴があります。
大きく分けると「狂騒型(きょうそうがた)」と「麻痺型(まひがた)」に分かれます。
狂犬病猫の見分け方「狂騒型」
狂騒型…興奮して攻撃的になるタイプ | ||
前期 | 発症~1日 | 性格が急に攻撃的になる 暗い場所を好んだり物陰に隠れるようになる 人に異常にまとわりつくようにもなる |
中期 | 2~7日 | 更に攻撃的になりヨダレをたらすようになる 何にでも噛みつくようになる |
末期 | 8から11日 | 全身麻痺状態になり食事がとれず衰弱 3~4日で死亡する |
狂犬病猫の見分け方「麻痺型」
麻痺型…体が麻痺して食べ物が食べられなくなるタイプ | ||
前期 | 発症~1日 | 発熱し食欲不振になり一見風邪をひいたような症状になる 鼻・口・舌・肉球などの紅潮 異常に「かゆがる」ようになる |
中期 | 2~7日 | 興奮状態で泣き続けるようになる 幻覚が見えるようになり不安な様子も見せる |
末期 | 8から11日 | 後ろ足の麻痺が進み足を引きずるようになる 呼吸困難に陥り昏睡状態になる |
狂犬病は猫だけじゃない!?
狂犬病は犬や猫を含めた哺乳類全般に感染します。
もちろん噛まれれば人間にも感染します。
昔は感染源のほとんどは犬が原因でした。
ですが、現在は猫・コウモリ・猿・アライグマ・イタチ・アナグマ・タヌキなどの野生動物からの感染も増えているのです。
狂犬病の猫に噛まれたら!?応急処置は?
狂犬病の猫に噛まれて感染した場合、残念ながら致死率は100%です。
狂犬病に感染すると致死的なウイルス性脳炎を引き起こしてしまうのです。
感染経路は噛まれた所から唾液を介してが一般的。
狂犬病ウイルスを持っていない場合でも噛まれたら病院へ行く方が賢明ですね。
猫に噛まれた時の応急処置
- 石鹸で洗う
- 流水で丁寧に洗い流す
- 清潔なガーゼか絆創膏でガード
- 病院へ行く
唾液から感染するから、まずは唾液を綺麗に落とすことが大切なの。
狂犬病の猫はどこにいる?
日本国内で猫に噛まれても、まず狂犬病の発症は無いと考えて大丈夫です。
但し、外国旅行先で噛まれた場合は注意が必要です。
人間だけでなく猫などのペットが同行した場合も一緒。
知らないうちに現地で噛まれて感染するケースも報告されているからです。
感染した場合の潜伏期間は【2~3週間】
最長の潜伏期間は51日間という報告もあります。
発症すると【3日~4日】でウィルスを排泄し始めるので注意しましょう。
狂犬病の発生が多い国はここよ。
旅行する際はワクチンを打ちましょう。
- 中華人民共和国
- ミャンマー
- フィリピン
- インドネシア
- インド
- バングラディッシュ
- パキスタン
引用:厚生労働省
狂犬病の猫の見分け方!もしも噛まれたらどうすればいい!?のまとめ
日本では、猫の狂犬病の発生はありません。
見分けるもなにも、1957年以降国内での狂犬病発症報告は1件も無いからです。
ですが、日本周辺の国では狂犬病が依然として発生しています。
年間数千人が命を落としている国もあるのです。
海外旅行の際は感染予防のワクチン(予防接種)を打ってから渡航するのがベストです。
狂犬病のワクチンは1ヶ月間で3回の接種が必要です。
海外旅行を検討中の方は早めの接種を心掛けましょうね。
日本に狂犬病を持ち込まないよう注意して下さいね。
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