シミ(紙魚)は、紙や糊を好んで食べる昆虫。
古い本や古い障子紙、和紙などの紙を食い散らかす害虫です。
銀色でテカテカ光り、クネクネ泳ぐように素早く動きます。
その様子から、別名「シルバーフィッシュ」とも呼ばれています。
このシミ、家に一匹いたら何匹いるの?
駆除するにはどうしたらいいの??
そこで、今回は謎の害虫「シミ(紙魚)」について調べてみました。
シミ(紙魚)虫一匹いたら何匹いる?
シミが一匹いたら「10匹以上はいる」と考えて良さそうです。
生態が謎のシミ(紙魚)
1年に何回産卵するのか?
など、未だあまり解明されていない昆虫なんです。
ですが、シミは一回に【10個前後】の卵を産むことは分かっています。
しかも、成虫はエサがない状態で【1年以上】生きられるほど丈夫。
紙魚は通常5℃前後までなら活動出来ます。
5℃より低温になると動きが鈍くなって、0℃を下回ると冬眠状態になります。
完全に凍ってしまうと死んでしまうことから寒い地域だと爆発的に増える事は難しそうですね。
この事を踏まえて考えると…。
ゴキブリのように【一匹いれば100匹いる】ことまでは無さそうですが
数匹見つけたら「×10以上」はいると考えるのが普通ですね。

ゴキブリの寿命はおおよそ【2年】と言われています。
シミはそれに比べると寿命が【8年】と長いのも特徴よ。
シミ(紙魚)の画像(動画)
引用:YouTube
シミ(紙魚)の卵は?
紙魚の卵は【1㎜】位の白い楕円形。
最初は半透明なのに孵化の時期が近付いてくると茶色に変化していきます。
一回に10個前後、暖かい時期【4月~10月】に産卵しています。
産卵場所は紙類ならどこでも大丈夫。
古い段ボールや本、他にもティッシュペーパーの「折り目」なんかにも産卵しています。
卵は夏季なら10日前後で孵化
冬季でも2ケ月程で孵化してしまいます。
シミは寿命も【7~8年】と長いため駆除しないと年々増えている事が予想されますね。
シミ(紙魚)の卵画像
シミ(紙魚)はどこから侵入するのか?
シミ(紙魚)はほんのわずかなすき間があればどこからでも侵入してきます。
壁の穴や亀裂
玄関のほんのわずかなすき間
ぺったんこなシミは小さなすき間あればどこからでも侵入してきます。
あと、意外と多いのが古本屋や古着屋で購入した書籍や布製品。
それらに紛れて一緒に侵入してきているケースが多いですね。
シミ(紙魚)はどこにいる?
家の中やビルの低い階層、地下室や水道の配水管周りなどが好き。
湿度【75~95%】
室温【21~27℃】
の環境を好みます。
家の中だと納戸やクローゼットやトイレ
昼間暗くなる場所の隙間に潜んでいます。
シミは夜行性。
昼間はすき間に隠れているのであまり見かけることはありません。
暗くなると活発になり行動開始。
大好きな「本・壁紙・ダンボール・でんぷん糊・小麦粉・パン粉」付近に出没します。
寒さには弱く【7℃以下】では活動を停止、【0℃以下】で冬眠してしまうのです。
シミ(紙魚)を駆除するにはどうしたらいい?ハッカ油が効果的!?
シミ(紙魚)を駆除するには殺虫剤が有効です。
他にも、段ボールなどの紙類を捨て、こまめなお掃除も有効。
では、具体的にどんな方法が良いのでしょうか?
シミ(紙魚)には殺虫剤が効果的
殺虫剤は即効性があるのでおすすめ。
特に「虫コロリアース」や「ゴキブリ用殺虫剤」が効果ありです。
殺虫剤に含まれる「シフェノトリン」や「イミプロトリン」と呼ばれるピレスロイド系の成分が有効。
自宅にある殺虫剤の成分表をチェックしてみましょう~‼
シミ(紙魚)にはハッカ油が効果的
ハッカ油も効果的。
駆除したシミを掃除機で吸い取ったら、紙魚が潜んでいた場所をハッカ油を含んだ雑巾で拭き掃除が有効。
シミはハッカやの臭いが嫌いなので、予防にも効果も発揮しますよ。

ハッカ油は床などの材質によって「染み」になる事もあるのよ。
まず目立たない所で試すのがおすすめ。
日当たりの良い場所などは薄めて使ってね‼
引用:健栄製薬
シミ(紙魚)にはラベンダーが効果的
ラベンダーが苦手。
ラベンダーの芳香剤を置くだけでも効果あり。
出没する周辺にアロマオイルをたらすのもおすすめです。
シミ(紙魚)にはお掃除と換気が効果的
やはりシミ(紙魚)にはこまめなお掃除と換気が1番効果的です。
ほこりを溜めない‼
湿気を溜めない‼
古本や古着を溜めこまずさっさと処分する‼
掃除や駆除が済んだら、仕上げに「防虫シート」や「防虫マット」で対策を取りましょう♪
キッチンや洗面などの水回りにも出没してきます。
が、実はシミは水に弱く泳ぐことが出来ません。
キッチンのシミは勝手に駆除されているかもしれませんね(笑)。
とにかく家中を綺麗に掃除して、断捨離が効果大ですね。

少しの水(水滴)でも溺死してしまうので水も飲まないのよ!
空気中の水分をお尻から取り入れているんです。
シミ(紙魚)をじゃがいもで捕まえる
捕獲して直接駆除するのもおすすめ。
私もそうですが、本当に居なくなったのか?
不安って事ないですか…。
そんな時は、シミ(紙魚)をじゃがいもで捕獲しましょう。
茹でたじゃがいもをすりつぶしペーストにします。
プラスチックやお皿などツルツルした容器に入れシミを目撃した付近に2~3日間放置。
じゃがいものタンパク質が大好きなシミが、じゃがいもに誘われて容器に入ります。
ツルツルした所をのぼる事が出来ないシミは、容器に入ったら出る事は出来ません。
自分で目視しないと納得出来ない時は、是非捕獲してみましょう。

シミを捕獲する容器は「シミが入りやすいように工夫」してね。
ツルツルした容器は入るのも大変だから(;’∀’)!
紙皿なんかもツルツルして登れないの。
ゴキブリホイホイにじゃがいもを置いておくのもおすすめよ。
シミ(紙魚)虫一匹いたら何匹いる?どこから侵入する?卵はどこに!?まとめ
シミ(紙魚)、未だ生態もはっきり分からず、謎が多い昆虫でした。
でも、シミが一匹いたら、少なくとも×10倍はいる事も分かりました。
動きが早くて気持ち悪い。
しかし「刺したり人に危害は加えない」昆虫だということも分かりました。
長い触覚で平べったいボディー。
シルバーの金属光沢のあるものから黒っぽいものまで様々です。
プラスチックやガラスなど、ツルツルした所をのぼる事が出来ないので、コップなどに入ってそのまま…。
ギャーって事もありそうですね。
子供の古着を段ボールで保管してある我が家は…。
ギャー‼
早速処分したいと思いました。
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