チワワ品種改良の前はどんな感じ?ディアーヘッドチワワとの関係は⁉

ペット

チワワはメキシコが原産国の小型犬。
メキシコの先住民であるトルテック族が飼ってた「テチチ」という小型犬がチワワの先祖と言われています。

日本ではロングコートチワワが人気ですが、先祖は全てスムースコートなんだとか⁉
メキシコには私たちが知らない姿のチワワがいる⁉

今回はチワワの品種改良前はどんなだったのか⁉

大好きなチワワの歴史を調べてみました。

引用: Wikipedia

チワワの先祖は何?品種改良される前は「テチチ」⁉

チワワは、南米メキシコを原産とする小型の犬種「テチチ」が先祖とされている小型犬
研究では、テチチとチワワは同じタイプのDNAを持っていたことも分かっています。

テチチは小型の赤みを帯びたオレンジ色の犬で、亡くなった人の魂を黄泉の国に導いてくれる神聖な動物、当時は宗教的儀式の生贄にもされていたのです。

残念ながら実際の画像は残っていません。
テチチに最も近いのが「ディアーヘッドチワワ」ではないか?
とも言われていますが、真相は謎なんです。

当時は南北アメリカ大陸の各地・北米の東海岸や南部・中米・南米の北西部、広い範囲で先住民と暮らしていました。

そんなテチチですが、16世紀ヨーロッパ諸国によるアメリカ大陸への冒険家や、植民地化に向けて送った調査団によって乱獲されてしまい、19世紀には絶滅してしまったと考えられているんです。

ディアーヘッドチワワって、こんなにスリムで素敵なんだ~♡

 

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チワワは品種改良される前は食用だった⁉

トルテック族の次に栄えたアステカ文明のアズテック族は「テチチを食用としていた」という悲しい歴史があるんです。

今では考えられませんが、もともと野生犬だったテチチを家畜として飼いならし、特別な時に食べるご馳走としてではなく、一般食材として飼っていたのだと言うので更にショック。

若い♂は種犬を除いて家畜として飼われていて、仔犬の頃は今と同じペットのように子供達の遊び相手をしていたようですね。

他にも、南米を探検していた冒険家や調査団がテチチを食料としていて、少なくとも10万匹のテチチが食べられてしまったと言われています。

それが原因か⁉その後目撃情報は途絶えてしまうのです。

チワワは神聖な神様の使いだった

ブルー系のテチチは神聖な神の使いとして、レッド系のチワワは食用以外にも生け贄として、当時テチチは重要な役目を果たしていたのです。

生け贄と聞くととても切なく感じますが、当時は「生前のご主人の罪をテチチが引き受けてくれる」と信じられていたので、亡くなった後一緒に埋葬されたのです。

ご主人を生前から死後まで守る」昔から忠誠心の強い動物だった事も分かりますね。
これは現在も一緒ですよね‼

遺跡や壁画にテチチが描かれている事が多いのは、当時の人々の生活にとても重要な動物だった事も分かりますね。

チワワの祖先が品種改良されたのはいつなの!?

19世紀に絶滅したと思われていたテチチ、メキシコのチワワ州わずかですが生き残りがいて、そのテチチの血を受け継ぐのがチワワなんです。

現在、私たちが見慣れているチワワ以外にも「ディアーヘッド」と呼ばれるチワワがいます。
鹿の頭を持つ姿の「ディアーヘッドチワワ」と呼ばれるチワワ、鹿に近い姿と顔形、スラっとした長い脚が特徴です。

どちらが先に品種改良されたのか、これには2つの説があるのです。

チワワの原産国はどこ!?

チワワの原産国は「メキシコ」です。

19世紀半ば、ディアーヘッドチワワをアメリカ人が持ち帰りました。
品種改良して現在のような愛玩犬、リンゴのように丸い頭の「アップルヘッドチワワ」になりました。

アメリカ人がメキシコのチワワ州から持ち帰った事で、呼び名も「チワワ」と呼ばれるようになったともいわれています。

他にも、もともと「スムース」だったテチチに、「パピヨン」や「ポメラニアン」など被毛の長い犬種を交配させて「ロングコートチワワ」を作りました。

ロングコートチワワはアメリカ生まれなんですよ‼

日本では比較的ロングコートが人気ですが、スムースの方がテチチに近いのかもしれませんね。

今でも、チワワ州はアップルヘッドのチワワより、ディアーヘッドチワワのほうが馴染みがあり、チワワと言ったら「ディアーヘッドチワワ」なんだとか。

 

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引用:チワワ州 – Wikipedia

チワワもディアーヘッドチワワも同時期にいた⁉

アップルヘッドのチワワも、ディアーヘッドのチワワも、共に先祖はテチチなんです。

調査によると、当時の遺跡からアップルヘッドとディアーヘッドどちらの頭蓋骨も見付かっていて、どちらのチワワも同時期からいたのではないか?
という説もあるのです。

昔の交配(品種改良)は、今のような「きちんとした」段階を踏んだのではなく、自然に交配させていたのだと思います。

どちらのチワワが先に誕生していたのか?
それぞれが別々のチワワとしていたのか?
どちらの方がテチチに近いのか?

実際は分からないのが現状なのです。

ディアーヘッドチワワは日本で手に入る?

日本ではあまり見かけない「ディアーヘッドチワワ」、ペットショップやブリーダーさんに頼めば手に入るのでしょうか?

答えは「NO!」です。

ディアーヘッドチワワはJKCが定めている犬種標準(スタンダード)に定められた特徴を持っていないので、日本ではチワワとしてではなく「別血統」として登録されてしまうのです。
日本のブリーダーさんは血統書の無い犬は繁殖させないんですよね。

日本で手に入れようと思っても、ディアーヘッドチワワを取り扱うブリーダーがいないので、見つけるのはほぼ不可能でしょう。

 

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引用:一般社団法人 ジャパンケネルクラブ (jkc.or.jp)

チワワは複雑な品種改良で出来た犬⁉

チワワの先祖テチチは絶滅寸前で、当時とても数が少なくなってしまいました。

あまりにも少なすぎて「純血種」としての存続は無理だと判断され、色々な犬種と交配させられて、日本でおなじみの大きな眼に短い鼻、小さな身体のチワワが生まれたのです。

チワワの先祖のテチチは、どちらかというとディアーヘッドチワワに近いのかもしれません。
ですが、様々な説があり「テチチ」については、未だ謎ばかりなのです。

ただ一つ言えるのは、どちらのチワワもテチチと同じDNA情報を持っている。
と言う事だけなんですね。

チワワ品種改良の前はどんな感じ?ディアーヘッドチワワとの関係は⁉のまとめ

  • チワワが品種改良される前の犬はテチチなんです。
  • チワワが品種改良⁉されたのは諸説あり、正確には謎なんです。
  • ディアーヘッドチワワを日本で手に入れるのは難しいです。
  • チワワは複雑な品種改良で出来た犬だったのです。

チワワと呼ばれる犬には、大きく分けて2タイプいる事を知りました。

私の家のチワワはアメリカ生まれの「スタンダードチワワ」で、メキシコなどでは「ディアーヘッドチワワ」というチワワがいたのです。

どちらもルーツは「テチチ」と呼ばれるメキシコの犬で、絶滅の危機を乗り越えて現在も私たちと一緒に居てくれるんです。
これは奇跡ですね~。

我が家は全員チワワが大好きで、生活の中心にはほぼ彼がいます(笑)。
ある意味子供達より可愛がってるかもしれません。

今後更に化学が進歩して、チワワのルーツの謎が解ける事を楽しみにしていようと思います‼


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