反抗期…
個人差があって色々なケースがありますね。
程度は様々ですが些細な事でも親としては悩まずにはいられません。
反抗期に対処するには、まず反抗期について知る事も大切。
今回は反抗期の子供を持つ悩める親御さんの為のガイドブック、私の体験談です。
反抗期とはいったい何!?
反抗期、我が家では「宇宙人」と呼んでいました。
まず、言葉が通じないのか?会話が成り立たない。
初めて対峙する未知の生物でした。
親と距離を置きたい時期。
私たちは「そういう生き物」として距離感をもって扱いましたよ(笑)
反抗期、あって当たり前は皆さんご存じですよね。
でも無いと困るものなんだって知っていましたか?
反抗期の定義と発生時期
反抗期は子供の心の成長、特に親からの自立に必要不可欠なのです。
その反抗期、正直発生時期は分かりません。
その子によってバラバラなんですね。
我が家はめっちゃ遅かったですし。
ですが、一般的に多いとされているのはこの時期です。
- 第1反抗期 幼少期(3歳~4歳)
- 第2反抗期 思春期(小学生高学年~中学生)
我が家の反抗期は幼少期や思春期ではなく、成人近くなってからが一番強く出ていました。
今思えば、小さい頃は何不自由・不満なく成長してしまったのが原因かも。
宇宙人は私たちの常識をはるかに上回る生物でした。
反抗期の目的と意味
反抗期の目的は時期によって異なりきちんと意味があります!
それを知る事が重要です。
第1反抗期
- 自立を知る…自分を認識して自分の主張が出てくる
- 自己抑制を知る…気持ちのコントロールを知る、我慢を覚える
- 表現方法を知る…言葉や表現で自分の気持ちを伝える力がつく
第2反抗期
- 考える事を知る…「なぜ?」様々な疑問を解決しようと考える力がつく
- 対人関係を築く事を知る…喧嘩や仲直りを繰り返し対人関係を学ぶ
- 独立精神が育つ…生きていく力を付ける
反抗期は、精神発達の過程で他人の指示や言動に対して拒否や抵抗、周囲に対して反抗的な行動が強くみらます。
こういった経験をしないと自立出来なくなると言われています。
特に親から自立する事が出来なくなってしまうのですね。
反抗期の典型的な症状と行動
幼少期は皆さん聞いたことがありますよね、そう「イヤイヤ期」です。
何でも「イヤ」と駄々をこねます。
何でも自分でやりたい、でも出来ない。
他にも好き嫌いがはっきりしてくる時期特有の症状です。
まあ、反抗期としては可愛いもんですね。
ですが、第2反抗期はなかなか手ごわく、このような態度をとってきます。
- 無視…会話やコミュニケーションが取れない
- 言葉使いの悪さ…うるせーは序の口、〇ね!など暴言を吐く、口答えする、もはや「キモイ」は挨拶がわり
- 異性の親を嫌う…男の子なら母親、女の子なら父親を毛嫌いする
- 親と行動するのを嫌がる…買い物や授業参加など親と関わりたくない態度をとる
- 部屋に閉じこもる…部屋に入られるのを嫌がる、スマホを見られるなど自分の世界への介入を嫌がる
- 暴力的になる…部屋の壁を殴る、スマホなど身近なものにあたる、親に手を上げる
反抗期のない子供は?
反抗期がない子供は将来に不安があると言われています。
反抗期が無いなんて羨ましい‼
なんて思う人もいるでしょうが、私は反抗期が無い方が心配だと実感しています。
だって、大人になっても必ず反抗期は来るんですもの。
どうせなら、やり直しがきく子供のうちに失敗なんかの経験やそれを乗り越えるための力を身につけたり、自分で考える力を勉強したほうが絶対いい!
統計では反抗期がない子供は性格が内向的で穏やか、家族仲も良くストレス無く育った子が多いと言われています。
現在、反抗期のない子供さん多いのではないでしょうか。
我が家の宇宙人も同様。
親に従順で反抗するタイミングが無かったわけですね!
成人近くになって反抗期が訪れ、とても厄介でしたよ。
こんな事なら中学生くらいの時に反抗期が来てほしかったな。
と感じるくらい。
個人差はありますが反抗期がないまま成長すると将来このような影響が出てくるのです。
- 自己主張が下手
- 常に受け身体質で依存性が強くなる
- ストレスを溜めこみやすいけど発散方法を知らない
- 主張する事が苦手、抵抗する事が出来ない
- 問題解決が自分では出来ない
反抗期の子どもとの接し方
反抗期の子供はどこに地雷があるのか謎です。
まさかこれが!
と思うような事が地雷だったりするので接し方には注意が必要です。
反抗期の対処法接し方の基本原則
我が家の宇宙人にはこのような接し方を心掛けました。
- 何を言われても怒って無視したり、感情的にならない
- 何を言われても言い返さない、子供を否定する事は絶対言わない
- 話したくないオーラを出している時は基本ほおっておく
- おはようとおやすみだけは声をかける、ラインなどでもOK
- 一緒に食べないとしても食事の用意は必ずして「ご飯だよ」と声をかける
- 話をする時は黙って最後まで聞いて受け止める、こちらの意見は言わない
- 洗濯など生活するために最低限の事はしてあげる
- 悩んでいてもこちらから聞かない、言ってくるまで知らん顔する
どんなに怒ったりイライラしてもおなかは減るもの。
食べても食べなくても食事だけは用意しました。
特に本人の好きなものを冷蔵庫にストックしておきました。
夜中にゴソゴソ探しながら食べていましたよ(笑)
お腹を満たしてあげる事が唯一してあげられる事でしたね。
〇ね!とか言われましたが「お母さんが〇んだらご飯困るよ~」
なんて笑いながら言い返していましたよ。
向こうはかなり怒ってましたが(;^ω^)
子供がイライラして壁とかをバーンとか叩かれると一言いってやりたい気持ちも湧きますが、ここは大人の対応で。
「壁に穴が空いたら自分でなおしてね~」
と一言。
とにかく気が済むまで発散させる、ほおっておくことが大切なんです。
親がやってはいけないこと
反抗期の子供にやってはいけない事。
「話を聞かない、無視する」
「話に対して反対意見(論破なってもってのほか✖)を言う」
この2点は絶対やってはいけません。
同じ土俵に乗らない事も大切です。
喧嘩をうられてもかわない。
暴力を受けても決して返さない。
暴言を吐かれてもスルー。
言う事を聞かないのが当たり前の宇宙人。
例え正しい正論でも宇宙人の世界では異論なんですよ。
親が心掛けるべきこと
とにかく親が機嫌よく生活する事。
家庭が明るくなるよう心掛ける事が大切です。
反抗期の子供がいると暗くなりがちですから…。
三度のご飯は作ってあげる。
それ以外は子供との距離感を保ち、あまりお節介を焼かない。
必要以上は接触しなくていいけど、向こうから寄ってきたらいつでも受け入れる。
最低限、衣食住だけ確保してあげてればいいんです。
ちょっかいを出せば出すほど反抗期は長引きますよ!
反抗期の具体的な対処法
コミュニケーションの工夫
適度な距離感…というより、部屋にこもって声をかけられないケースがあります。
そんな時我が家は「ライン」で一方的に連絡していました。
「ご飯だよ~」
「洗濯物は出しといて~」
「買い物行ってくるよ~」
など、返事はありませんが既読はします。
この既読が大事。
ご飯なんかはラインしておけば親が寝静まったら勝手に食べますよ!
「買い物行くよ」とラインしたら「グミ」と一言帰って来る事もありました。
その時の機嫌によって返事をしてくれる時もありましたね。
反抗期中はこの程度のコミュニケーションで十分だと思いますよ。
子どもの自主性を尊重する方法
子供の自主性を育てるには自分の頭で悩み考えさせる事が大切。
子供の考えを否定せず、うんうんと聞いてあげる事が必要です。
絶対間違った考えでも、余計な誘導やアドバイス、お節介はダメ。
一から全て本人に考え、選択させるようにしてみましょう。
親は教えるのではなく「その子の考えを理解する」理解者でいれば自主性は育つのです。
助けを求めてきたら全力でサポートしてあげましょう。
ストレス管理と親のメンタルヘルス
実は反抗期は親のメンタルヘルスが不調な時に起きやすいのでは?
と言われているんです。
メンタルヘルスとは心の健康の事よ。
メンタルヘルスの不調が心の病気に繋がっていくのよ。
親のイライラを子供が感じ取って反抗期に繋がっている事もあるとかないとか…?
子どもの反抗期は「親のイライラ期」と重なっているかもしれないと言われているんです。
私も思い返してみると…
宇宙人が反抗期になった頃、仕事と家庭の両立で心身ともにクタクタでした。
年齢も50を過ぎていたので体力も落ち、体調不良の事も多かったと感じます。
そんな時に子供の進路、学費、仕事など…
不安などで心落ち着かない事が重なっていたような気がします。
子供がいう事を聞かないとイライラしていました。
自分のイライラが子供の反抗期に少なからず影響するかもしれない事も頭に入れておくといいかもしれません。
反抗期が終わるサイン
反抗期は女の子の方が早く始まり早く終わり、男の子のほうが遅く始まり長引く事が多いです。
反抗期の終わりを見極めるポイントやサインは?
反抗期の終わりのサインはご飯を文句言わず一緒に食べてくれるようになれば終わりが近いです。
食事中に会話が出来れば占めたもんです。
我が家の宇宙人は一緒に買い物に行ってくれたり、一緒に写真に写ってくれたり。
インスタなどのSNSを私にも見せてくれる設定にしましたね。
おはようやおやすみの挨拶も返してくれるようになりました。
反抗期が終わった後の親子関係の築き方
反抗期が終わるころには責任感や自主性が見に付いてる!?と仮定して(;^ω^)
少しずつ社会人としてもマナーなんかも教えてあげると良いですよ。
反抗期が終われば聞く耳も育ちます。
ただ好きなように自由にさせるだけでなく「良い事」「悪い事」はきっちり教えましたね。
そして、進路や就職などは自分の好きな方向に進めるように本人の意思を最大限尊重しました。
自分が選んだ道を後悔する事もこの先あると思います。
でも、他人に誘導されたのではなく自分で決めたならきっと理解して乗り越えられると信じているからです。
周囲(友人など他の家の子供)と比べるのではなく(←これが一番難しい💦)
「これがこの子なんだ」と受け止め、応援し協力しています。
反抗期の対処法はこれ‼子どもと向き合うために必要な事とは!?のまとめ
まあ、偉そうに色々言いましたが子育て終了してみないと分からない事ばかりです。
実際は反抗期の子供を前に悩み苦しみジタバタしてました。
でも唯一言えるのは「何があっても両親は自分を見捨てない」と感じている事。
「愛情あるご飯を毎日作ってくれた感謝」は本人に響いてると感じます。
手に負えない程の反抗期に遭遇している人も居るでしょう。
そんな人から見れば解決策としては弱いかもしれません。
そんな時は、まず自分のメンタルヘルスを保ちましょう。
時には第三者の助けも借りながら、子供と正面から向き合っていけば必ず終わりは来ることを忘れないで欲しいです。
反抗期の終わりは親の対応で短縮出来るのですよ。
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