子犬の抱っこ散歩はいつからOKなのでしょうか?
抱っこだけでなく最近はバギーで散歩も見かけますよね‼
そんな抱っこ散歩、実は子犬には向いていない事をご存じでしょうか。
今回は抱っこ散歩はいつから出来るのか?
その影響いついてのお話です。
子犬の抱っこ散歩はいつから始めればいい?
抱っこ散歩はいつから?デビューに適した時期とは?
抱っこやバギーに関わらず子犬の散歩デビューは最終ワクチン接種後が適しています。
100日後位なので、ざっくり言えば「生後3ケ月過ぎてから」になりますね。
お家に迎える月例によっても最適な時期はあります。
3ヶ月を経過した子犬なら、お迎えしてから2~3週間後が最適です。
子犬が家の環境に慣れるまではそっとしておくことが大切。
その後ゆっくりお散歩デビューしてあげましょう。
予防接種についてはこちらをチェック↓

抱っこ散歩が必要な理由とは?
抱っこ散歩が必要な理由とは
「子犬の社会性を育てるためには3ヶ月まで室内に閉じ込めるのは良くない」
「早く外の世の中をみせてあげるの方がいい」
抱っこ散歩が流行り出した理由は
「子犬を出来るだけ早く外に出して社会化を進めたいけど、ワクチン接種が終わっていない子犬を外に出すことが難しい…感染症から守るために抱っこして散歩しよう!」
実は人間側の都合や考えの中で生まれた方法なのです。
抱っこ散歩のメリットとデメリット
抱っこ散歩のメリット
抱っこ散歩のメリット=ほとんどありません
と言うより。
やってはいけないしつけの一つとも言われているのです。
先ほどから言われている「子犬の社会性」
社会性が発達するどころか、逆に社会化を難しくしているのです。
抱っこ散歩は人間のお楽しみ。
可愛い子犬と早く散歩したい人間の欲から出来た定説なんです。
抱っこ散歩のデメリット
抱っこ散歩のデメリット=子犬の発達阻害
犬は視覚の発達に時間がかかります。
人間のようにすぐ見える様にはなりません。
そこで、犬に最も大切なのが「嗅覚」
人間と違い犬の世界は匂いで構成されていくのです。
犬が散歩で地面を嗅ぎまわるのは空間を把握するため。
匂いを嗅ぎつづける事で自分の周りの世界を学習し把握していきます。
子犬の脳は自分の周囲の刺激(匂い)を何度も嗅ぎ、繰り返すうちにその刺激に対する反応が低下(慣れていく)していきます。
子犬が道を散歩して「危険」「分からない」と感じる対象物を何度も嗅ぎ、脳を刺激する事で「これは危険じゃなかった」「大丈夫」と学習していくのです。
目で見る人間の学習方法とは違い、匂いでしか脳の発達が出来ないと言われているのです。
当然、抱っこされていては目で見える情報のみで、脳に刺激は受けられず発達する事は出来ません。
匂いを嗅がせず目でみた世界だけ学習した子犬が、ある日突然リードを付けられ地面に下ろされたら…。
学習の順番が狂い混乱してしまうのです。
抱っこ散歩はなぜいけないの?
抱っこ散歩=拘束
拘束は犬だけでなく動物にとって最も危険な行為なのです。
動物園で生まれ育った動物が野生では生活出来ないように、拘束された子犬が社会学習出来ていない場合、外の世界は不安と恐怖でいっぱいになってしまうのです。
抱っこ散歩で失敗我が家のプリンス
我が家のプリンス🐶
抱っこ散歩で社会化を妨げてしまいました。
抱っこ散歩の典型的な失敗例です。
小さく可愛い子犬と散歩が夢♡
早く連れて歩きたい♡
抱っこやバギーで毎日散歩をしました。
そのせいか?
小さなころから抱っこが当たり前、未だに歩くのが嫌いです(苦笑)
自分を人間と勘違いして他の犬と上手く関われません。
ドッグランでは追いかけられて逃げるだけ。
道ですれ違う犬にもびくびくしています。
その代わり人間は大好き。
誰にさわられてもしっぽを振ります。
小さな頃から「抱っこ散歩」
脳の成長だけでなく危険学習からも遠ざけてしまっていたのです。
抱っこ散歩はいつから?まとめ
抱っこ散歩がすすめられる世の中ですが抱っこ散歩はおすすめできません。
子犬の成長にあわせて安全な範囲を自分の足で歩かせる。
周囲の匂いを存分に嗅がせてあげる。
他の犬の匂いも存分に嗅がせてあげる。
私が学習した結果です。
内弁慶な我が家のプリンスは外の世界が苦手。
それでも全然構いませんが、次に🐶お迎えするならお迎えするならきっちり学習させようと思っていますよ!
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