菜の花の季節ですね‼
見ても良し。
食べても良し。
春を感じさせてくれる可愛い植物ですね。
実は長野県では菜の花と言えば野沢菜なんです。
何のことやらですよね(笑)
今回は菜の花と野沢菜の違いについて調べてみました。
菜の花は野沢菜!?
野沢菜は「菜の花」で正解なんです。
菜の花と野沢菜は同じアブラナ科アブラナ属の植物です。
この「菜の花」、正式名称ではありません。
実は、黄色い花が咲くアブラナ科の植物を全て「菜の花」と呼ぶのです。
野沢菜だけでなく、小松菜・水菜・白菜・チンゲンサイなども「菜の花」に含まれるのです。
私たちがスーパーで見かける菜の花と呼んでいる野菜は「菜花(なばな)」が正式名称。
品種改良されて出来た野菜なのですよ。
長野県では菜の花は野沢菜の事
なぜか!?
長野県民は野沢菜の新芽を「菜の花」と呼んで食べています。
野沢菜と呼べばいいのに…。
長野県は野沢菜が名産。
冬に収穫の終わった野沢菜をそのままにしておいて、春に出てくる新芽を「菜の花」と呼んで食べています。
長野県民の私も最近まで知りませんでした。
頂いた野沢菜の新芽を調理して「野沢菜です」とお出ししたら…。
近所のおじさん達から「野沢菜の新芽は菜の花なんだ!」
と言われビックリしました。
スーパーで買うのも菜の花。
何かもやもやしましたよ…。
これが野沢菜の新芽。
味も見た目も菜花にそっくりなのよ。
飯山の「いいやま菜の花まつり」も野沢菜
長野県の北部。
特に飯山では「いいやま菜の花まつり」と言う名のイベントがありますが、あれも野沢菜なんです。
先ほどもお話した通り菜の花と呼ばれる植物は色々あります。
道端や公園・川原など、黄色い花を咲かせるアブラナ科の植物なら菜の花なんです。
アブラナ科の植物から花が咲けば全部「菜の花」なんですね~。
菜の花と野沢菜の違いは?
菜の花はアブラナ科の植物に咲く花全て。
野沢菜はアブラナ科の食用植物。
菜の花=全て食用ではないんです。
スーパーで売っている菜花は品種改良された食用。
野沢菜も食べられる食用。
でも、道端に咲いているような菜の花は食用にしてはいけない種類もあるのです。
菜の花はガン予防に効果あり!?
国立がん研究センターが発表した論文によれば「アブラナ科の野菜の摂取量と総死亡率には逆相関(二つの変数が逆の方向に動く関係)が見られた」と発表されています。
簡単に言えばアブラナ科の野菜をたくさん食べている人は食べていないひとより総死亡率が低くなっている。
他にも、アブラナ科の野菜を食べる事で認知機能の改善や抑うつ予防にも効果があるとの研究結果もあるのです。
これは食べない訳にはいきませんね!
菜の花一覧表
アブラナ科の野菜には「抗酸化作用」を示すビタミン・イソチオシアネート(辛味成分の一種)が多く含まれています。
そのためアブラナ科の野菜を沢山食べることで抗炎症作用(炎症が起きたときにその炎症を鎮める作用)が期待出来るのです。
日頃から意識して食卓に取り入れてみましょう♪
キャベツ
ダイコン
小松菜
白菜
芽キャベツ
カリフラワー
ケール
からし菜
カブ
ルッコラ
大根
ワサビ
クレソン
小松菜
水菜
チンゲンサイ
菜の花と野沢菜は同じなの?長野県では菜の花は野沢菜なんです‼のまとめ
長野県は野沢菜が名産。
多くの家庭で漬物用に栽培し、春には「菜の花」を大量に食べています。
こういう細かな習慣も「長寿県」に繋がっているのかもしてません。
長野県の野沢温泉村の有名な和尚さんが京都に勉強に行った時に種を持ち帰って植えたのは始まり。
最初は根元の「カブ」も大きくて食べていたようですが、長野県の風土によって今の形になったのだとか。
野沢菜は信州野沢温泉村の特産品なので純粋性を保つためにアブナラ種との交配栽培を禁じています。
野沢菜とアブラナ科の交配を防ぐ。
これが「長野県の菜の花は野沢菜」の理由なのかもしれませんね。
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