水虫には大きく3タイプあります。
- 角質増殖型水虫…カサカサ水虫
- 小水疱型水虫…ブツブツ水虫
- 趾間びらん型水虫…ジクジク水虫
どのタイプでも起こる「皮むけ」
この皮むけ…。
これって治りかけの合図なのでしょうか?
皮がむけきったら完治?
皮はむくべき?
むけた皮はどうしたらいいの?
今回は水虫の皮について、色々な角度から調査してみました。
水虫は治りかけの時だけ皮がむける!?
水虫は治りかけだけでなく、初期段階でも皮がむける事があります。
一度皮がむけて綺麗になったのに、再度むける事もよくあります。
水虫は白癬菌に侵された皮が綺麗にむけて無くなると、新しい皮(皮膚)が再生します。
ですが、白癬菌は表面の皮ではなく、その下の角質層に住みつき繁殖しています。
表面の皮をいくらむいても、実はその下が白癬菌の温床になっているケースがほとんどなのです。
悲しい事に、水虫は完治するまで何度でもむける可能性があるのです。
水虫のタイプによっては、皮がむけたりむけなかったりと違いもありますが、
皮がむけて皮膚が綺麗になり始めたら、「快方には向かっている」とだけは考えて良さそうです。
でも、いくつか注意点があるので見てみましょう。
引用:Wikipedia
水虫は皮がむけ終わったら完治なのか!?
水虫は1度皮がむけて綺麗になっても完治しているとは限りません。
快方に向かっている事は確かですが、完治しているかどうかは「白癬菌」が残っていないか検査してみなければ分かりません。
綺麗にむけて皮膚が再生しても、白癬菌が死滅しているとは限らないからです。
又、水虫治療の鉄則「綺麗になってもしばらくは治療を続ける事」
これに従い薬を塗り続けていても…。
綺麗になった個所に薬を塗る事で、再度皮がむけるケースもありうるのです。
それはなぜなのか?
詳しく説明していきます。
水虫は綺麗になっても再発する
水虫が一旦綺麗になったのに、又皮がむけてくる。
これ実は治療の過程で絶対必要な事なのです。
白癬菌付きの皮(皮膚)を剥がそうと、身体が頑張っている証拠なのです‼
水虫は治療中に何事も無かったように、皮膚が綺麗に再生する事があります。
ほとんどの人はそれを「完治」と判断し、治療をやめてしまいます。
ですが、先ほどもお話したように下層部に住みつく白癬菌は死滅していないケースがほとんど。
かなりの確率で再発します。
「綺麗になっても治療は必要」
なので治療薬を塗っていると、下層部に隠れた白癬菌を退治しようと頑張ります。
そのため、せっかく綺麗になった皮が再度むけてくるのです。
再発した水虫は痛みを伴う事もありますが、下層部に隠れた白癬菌を退治している証拠なのでここは我慢が必要。
白癬菌が死滅するまで、長期間戦わなければ完治はとても難しいのです。
水虫の治療にはどのくらい期間が必要?
小水疱型水虫と趾間型水虫
小水疱型水虫(水ぶくれタイプ)と趾間型水虫(指の間にできるジクジクタイプ)は、塗り薬で完治します。
完全に治るまでに最低でも【2~3か月】は薬を塗り続けなければ完治しませんよ。
角質増殖型水虫と爪水虫
角質増殖型水虫(カサカサタイプ)や爪水虫は、塗り薬だけでは薬剤が下層部まで浸透しないので、白癬菌を死滅させることが困難。
角質増殖型水虫はかゆみが少ないのも特徴。
角質が分厚くなって乾燥しているために「カサカサしているだけ」と勘違いしている人も多いのです。
治療には飲み薬も必要。
加えて、角質増殖型水虫と爪水虫は合併していることが非常に多いのも特徴です。
完全に治るまでに最低でも【半年~1年以上】治療が必要です。
但し、現在は皮膚科で処方される飲み薬をきちんと服用すると、重度の水虫でも3か月~半年で、80%が完治するというデータもありますよ。
水虫は皮を剥がしたほうがいい!?
水虫は出来るだけ皮を剥がしたほうが良いですね。
白癬菌は皮膚の下層部を好んで住みつきます。
一方、むけそうになっている皮部分にも白癬菌は沢山いて、そのままにしておくと表層下層共にどんどん増えてしまうからです。
水虫は清潔と乾燥が何より大切。
無駄な皮を残しておいても、良い事は一つも無いのです。
無理やりはがすのは止めてほしいですが、出来るだけ皮はむいた方が良いのです。
水虫の皮がむけたら皮の取扱に注意!?
水虫が感染する原因として「むいた皮の処理」に問題があるケースも多いのです。
実は、むいた皮にも白癬菌はいます。
それを触ったり踏んだりすることで水虫がうつってしまうケースもあるのです。
お風呂上がりのマットやバスタオル、スリッパや洗濯物に気を付けていても、
むいた皮に触れるだけで水虫がうつってしまうケースもあるのです。
むいた皮と触った手の取り扱いには十分注意して下さいね‼
水虫は治りかけに皮がむけるのはなぜ?皮膚がむけるのは治る兆し!?のまとめ
水虫は治りかけだけでなく、いつのタイミングでもむける事が分かりました。
ですが、古い皮がむけて新しく綺麗な皮に生まれ変わらないと水虫が完治しない事も分かりました。
水虫治療中は皮がむける事は良い事で、治りかけの証拠でもあるんですね!
古い皮は出来るだけむいて、新しい皮が再生出来るようにしないといけないのです。
そして、皮をむく時は「皮の取り扱い」と「触った手の取り扱い」に注意して正しい方法でい行いましょう。
最後に、水虫は病院で「白癬菌」がいるのか確認してから、きちんと治療する事が大切です。
どんなにかゆくてもジクジクしていても、水虫ではないケースもあるからです。
そこを間違えてしまうと、違った皮膚炎を起こしてしまいます。
水虫かな?
と感じたら、恥ずかしがらずに皮膚科を受診してみましょうね。
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