ブロック注射の副作用を知っていますか?
私の夫は「ぎっくり腰」持ち。
つい先日もぎっくりしてしまい移動するのも一苦労でした💦
そんな夫が同僚や友達から言われた「ブロック注射打てばすぐ良くなる‼」
この一言に、ウキウキ病院へ行った時に知った真実。
ブロック注射には副作用がある?
ぎっくり腰にブロック注射は…?
今回は、ぎっくり腰でブロック注射を考えた我が家の体験談です。
ブロック注射の副作用や合併症とは⁉
ブロック注射とは、神経やその周辺に局所麻酔薬を注射して一時的に麻酔を効かせて痛みをなくす方法。
麻酔薬が神経に作用・ブロックすることで痛みを取り除く注射です。
「それならどんどん打てばいいじゃん」
そう思ったら、ブロック注射には副作用や合併症などの危険性があって、そんなに簡単に施術出来るものではないと言う事が分かりました。
ブロック注射の副作用や合併症
ブロック注射の副作用「手足のしびれ」は、比較的起こりやすい症例と言われていますが、時間の経過(30分~1時間程度)と共に治まります。
怖いのは合併症「感染」を起こしてしまうケース。
神経の近くにまで針を入れるため、傷口から菌が入った場合感染症の危険があるのです。
ブロック注射は痛みを一時的に抑えるための即効性には優れていますが、緊急処置に過ぎません。
どうしても耐えられない痛みや治る見込みのない痛み、そのようなケースにはブロック注射を施術する事はありますが、ぎっくり腰(程度にもよりますが)では施術しないケースが多いようです。
心配される副作用や合併症
- 出血…血液が止まりにくかったり、サラサラにする薬等を飲んでいる場合、体の奥で出血する危険がある
- 手足のしびれ…薬の量によって、筋力の低下・手や足のしびれ、緊張が強い場合は吐き気もある
- 感染…針を刺す部位に感染があったり、感染しやすい状態だと、感染を起こしてしまうことがある
- 神経障害…注射の針によって神経損傷を起こしてしまうことがある
- 局所麻酔中毒…局所麻酔薬を大量に使った場合、局所麻酔薬が血管の中に注入されて中毒症状を起こしてしまうこともある
- アレルギー反応…局所麻酔薬に添加されている薬物が原因とり、アナフィラキシーショックを起こすこともある
ブロック注射はペインクリニック
副作用のあるブロック注射、少し心配ですよね。
そんな時は、ペインクリニックで施術してもらうと安心ですよ。
ペインクリニックとは「ペイン=痛み」を治療する専門クリニック。
麻酔科医の先生なので安心です。
様々な病気によって起こる痛みやしびれ、ガンの痛みなどを治療してくれるのです。
腰痛など、病名がわかっているのに長く続く痛みやしびれ、原因が分からないけど起こる突然の激痛や神経の失調、このような症状を総合的に診てくれる診療科。
腰痛・頭痛・肩こり・五十肩・膝痛・坐骨神経痛・顔面神経麻庫・帯状庖疹・三叉神経痛、さまざまな病気の診察と治療をしてくれるのです。
整形外科 | ペインクリニック |
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ぎっくり腰でブロック注射をお願いしたらこうなった
夫はぎっくり腰の痛みをこらえてまで病院へ向かい、そのブロック注射さえ打ってもらえば、ぎっくり腰が治るんだと信じて疑いませんでした。
ですが、夫を診察してくれた先生は施術してくれなかったのです。
レントゲンで確認しました、ぎっくり腰ですね。
ブロック注射ってしてもらえますか?
ぎっくり腰ならば4日位で痛みが治まりますよ。
筋肉の炎症なのでブロック注射は打ちません。
皆がブロック注射打てばすぐ良くなるから打ってもらえって言うから…
打てと言われれば打ちますが…。
どうしてそんな情報が出回るのか不思議ですね?
ぎっくり腰は治る病気、痛みも数日で治まるよ。
痛み止めとコルセットで何とかしましょう。
ブロック注射はそんなに頻繁に打つものじゃないんですよ。
重度のヘルニアやどうしても痛みが取れないケース以外はむやみに打つことはおすすめしませんよ。
病院でおすすめのコルセットを購入して帰宅しました。
ブロック注射はぎっくり腰の種類で違いあり⁉
同じぎっくり腰でも持続性のある「慣性腰痛症」。
この慣性腰痛、整形外科で治療しても痛みが取れなかったり、慢性的に痛みが続いてどうしようもない、そういったケースの時は、最も強力な痛み止めである「ブロック注射」が有効とされています。
早い人はすぐに効果が表れ、痛みが嘘のようになくなります。
どんなに効きが良くても、効果が長続きしないケースが多く、何度も続けて打つことで痛みが和らいでいくこともありますが、完全に痛みから解放されることは無いようです。
ぎっくり腰は、別名「急性腰痛症」と呼ばれます。
安静にしていれば、通常【2週間~2ヶ月】くらいで治るもの。
ぎっくり腰(急性腰痛)は「安静」が一番。
先生は「ぎっくり腰(急性腰痛)程度では、ブロック注射はしなくて良い」と言ってくれたのです。
急性腰痛症 | 慣性腰痛症 |
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ブロック注射は打つ⁉打たない⁉
ブロック注射は、先生からきちんと説明を受けて、リスクを考えてから打ちましょう!
とは言っても先生の判断に任せるしかないのが現状ですが…。
実際、私の周りにもブロック注射を施術してもらっている人沢山居ます。
簡単に施術してくれる先生も結構居るんですよね。
ですが、副作用や合併症、他にも「施術の時の痛み」、確率は低いのですが「予想出来ない後遺症」の心配もあります。
ぎっくり腰、確かに辛い。
社会人なら、ゆっくり休んでもいられない。
私も経験しましたが、トイレに行くことも出来ず、身体の向きを変える事も出来ない。
「こんな痛みに耐えるなら、ブロック注射を打ちたい」と思うのは当然かもしれません。
でも、私なら「打たない」ですね。
一時痛みを止めてもぎっくり腰が完治するわけじゃないし、治ると分かっているのなら、リスクがある注射は打ちたくないと思うからです。
ブロック注射の副作用とは⁉ぎっくり腰に注射はあり?なし?どっち⁉のまとめ
- ブロック注射には副作用や合併症があるんです。
- ぎっくり腰でブロック注射をお願いしたら断られました。
- ブロック注射は打つ⁉打たない⁉しっかりリスクを確認してから打ちましょう。
私はぎっくり腰になった時、「3日間」全く動きませんでした。
それこそトイレにも行かず、ご飯も食べず、スマホを持つこともせず…。
でも、4日目には嘘のように痛みがなくなったんです。
ぎっくり腰のベテランの夫に言われた「3日間は動くな」。
これ是非皆さん試してください!
3日も休んでなんかいられないと思わずに、騙されたと思って動かずにいてみてください!
痛みもそうですが、動けない辛さに「ブロック注射」が効くのであれば試してみたいとも思いますが、一時的に痛みが取れても、それで完治という訳ではないですよね?
ぎっくり腰には安静が一番効果があるのだと、身を持って体験した私はそう思います。
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